アメリカで行われている対策と実績

アメリカで行われている対策と実績

アメリカは一歩進んでいる

近年は日本でも院内感染対策の重要性が改めて見直されており研究や対策が推し進められていますが、まだまだ足りない部分があるのも確かです。そこで、医療関連の感染対策について日本の一歩先を行くアメリカの感染予防対策とその実績を紹介していきます。アメリカでは1928年にペニシリンが発見され、1942年に医療現場へ導入されて以来、院内感染対策の重要性について理解が深まっていったという歴史があります。

具体的な取り組み

アメリカでは組織的に院内感染対策が行われています。病院には院内感染対策のトレーニングを積んだ専門のスタッフが在籍しています。また、院内感染を防ぐ専門の感染制御チームも設置されており、院内で発生し得るあらゆる感染症の問題に対して各部署と連携しながら対応しています。なお、専門スタッフである感染制御担当官は通称ICP(Infection Control Professionals)、感染制御チームは通称ICT(Infection Control Team)と呼ばれています。
また、政府と病医学会が共同し、院内感染予防に関するガイドラインが作成されています。ガイドラインに準じて各病院は感染予防を行っていますが、この中には保険給付に関わる優良病院として認定されるために必要な基準が定められており、高い強制力を持った仕組みのうえで対策を推し進めています。病院ごとにICTが定めるガイドラインも存在し、それに沿ってスタッフへの教育・指導が行われます。感染予防に関する予算についても、ICTが経営管理部門と調整を行います。
このようにアメリカでは院内感染対策について国家的に取り組んでいます。次に、この取り組みがどのように結果として表れているかを紹介していきます。

成果が出ている

米疾病対策センター(CDC)の調査によると、2011年から2015年にかけて、アメリカ国内の院内感染リスクが16%低減していることが分かりました。調査は10州の保健局と共同で実施されたもので、各州の病院で一定期間内、任意の日に感染症にかかっていた患者数を記録したデータから算出されました。2011年は183か所、2015年は199か所の病院に対して調査を行い、2011年は全体の4%が院内感染を発症していたのに比べ、2015年は3.2%に減っていました。感染症のうち最も多かったのが「肺炎」で、それに続いて多いのが「手術部位感染症」と「消化器感染症」です。以前と比べて特に低減していたのは手術部位感染症と尿路感染症で、感染症リスク低減のために尿路カテーテルを早期に抜去する取り組みが功をなしたと考えられます。
このように確実に成果が出ているとしながらも、国全体のレベルでみると目立った変化だとは言えず、今後もさらなる取り組みが必要であるとしており、院内感染対策に対するアメリカの高い意識が見て取れます。

免疫を手に入れる

以前、病院勤務の看護師として働いていましたが、何度も体調を崩してしまい離職してしまいました。
体調不良の原因が免疫力が低いことだとわかり、免疫力を上げたいと思うようになりました。
しばらく休んでいる間に、小さい頃から夢だった看護師になりたくて、たくさん勉強して、憧れの看護師になれた日の事を思い出しました。
「ここで看護師の夢を諦めたくない。看護師になったのだからまずは自分の体を強くしたい」という思いで、
私自身が行った免疫力アップの方法や復職の方法などを紹介していけたらなと思います。
ご意見、ご質問等ございましたらこちらにお問い合せください。